父のこと
娘の私が言うのもなんですが、
父はとても素敵でダンディな人でした。
晩年はずっと病気で辛い日々でしたが
それでも、
診察の日にはきちんと身なりを整え
お気に入りの中折れハットをかぶり
病人とは思えないくらい
背筋をピンとして出かけていました。
それが、
父が貫き通した父なりの美学なのだと
勝手に私は思っています。
父のその見栄をはるというか
変なところにこだわりを持つところは
どうやらわたしが似てしまったみたいです。笑
振りかえってみると
父は私には厳しいことはひとつも言ってきたことがなく
いつも私のやりたいという事を
尊重して応援してくれました。
優しい穏やかな父でした。
孫たちにとっては
最高のサンタさんだったと思います。
その演出のクオリティの高さに
わたしは毎年感心してました。笑
ただ、一度
「サンタさんはじじなのでは?」疑惑が浮上したときも
自分の声を録音して
階段から去るときに
トイレの中から流すというアリバイで
なんとか切り抜けたじじ。さすがです!
(裏方の私たちはドタバタでしたが。)
でも、わたしは知っています。
実は、孫たちは気づかないふりをしてくれていたということを。
お別れは
あっという間に来てしまったけれど
まだまだ伝えていないことが
たくさんあったけれど
きっと全部わかってくれていたのだと
思います。
病室でまだ会話ができていたときに
また来るね
というと
楽しみにしてるから
と
👍←こうして
笑顔でこたえてくれた父。
ありがとう。
またいつか会えるよね。
ありがとう。
そして、お疲れ様でした。
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